対象 :高校生
内容 :古文全般
難易度:★☆☆
こんにちは!5分で古文です。
今日のテーマは「9種類の活用、全部言える?」です。
この記事を読むだけで9種類の活用を全部言えるようになるよ!
授業動画はこちらから↓
練習問題はこちらから自由にダウンロード・使用可能です!
そもそも活用に種類があるの…?
前回は活用形について一緒に勉強したね!
そのとき、同じ活用形なのに言葉の形がそれぞれ少し違っていたよね?
未然形の場合、「走る」は「ア」の音に、「食べる」は「エ」の音に、「起きる」は「イ」の音の形に変形していたよ。
こんなふうに、同じ活用形でも全く同じ見た目にはならないんだ!
これはそれぞれ「活用の種類が違っていた」からなんだよ。
この活用の種類について今から説明していきます。

9種類の活用
活用の種類は全部で9種類あります。詳しくはこんな感じ!

基本的に活用の種類は、言葉の語尾がどの段の音を使って活用するかで分けられているよ!

この九つの活用はさらにこんなふうに二つに分けられます。

正格活用と変格活用
「正格活用」とは規則的に活用して、いろんな言葉に使われるよ!
反対に「変格活用」は不規則に活用して使える言葉も決まっているよ。

四段活用
四段活用は一番数が多い活用の種類だよ。
「読む」「走る」「歩く」「座る」「話す」…などなど!
特徴は「あ」「い」「う」「え」の四つの音をまんべんなく使うところ。

四つの音を使うから「四段活用」というんだね!
上一段活用
上一段活用は使える言葉が決まっています。
詳しくは上一段活用を解説している動画を見てね↓
上一段活用の特徴は、「い」のみを使うところだよ。
上から一段目の音「い」だけを使うから「上一段活用」というんだね!

上二段活用
上二段活用は特に動詞は決まっていないよ。
特徴としては「い」と「う」の二つの音を使うところ!

上から一段目の「い」と、上から二段目の「う」を使うから「上二段活用」というんだね!
下一段活用
下一段活用は使える動詞がたったのひとつだけだよ!
特徴は「え」の音しか使わないということ!

下から一段目の「え」の音だけを使うから「下一段活用」というんだね!
下二段活用
下二段活用は特に使える動詞が決まっているわけではないよ。
特徴としては「う」と「え」の二つの音を使うというところ!

下から二段目の「う」と下から一段目の「え」の音を使うから「下二段活用」というんだね!
カ行変格活用
ここからは変格活用に入るよ!
変格活用はそれぞれ使える言葉が決まっています。
カ行変格活用は「来」のみを使います。

カ行でしか活用しないから「カ行変格活用」というんだね!
サ行変格活用
サ行変格活用をする動詞は「す」「おはす」の二つ!

サ行でしか活用しないから「サ行変格活用」というんだね!
ナ行変格活用
ナ行変格活用をする動詞は「死ぬ」「去ぬ(往ぬ)」の二つ!

ナ行でしか活用しないから「ナ行変格活用」というんだね!
ラ行変格活用
ラ行変格活用をする動詞は「あり」「をり」「侍り」「いまそかり」の四つ!
ラ変には超大事なポイントがあるよ。
それは終止形が「り」で終わるということ!
めちゃめちゃ間違える人が多いポイントだから今のうちに頭に叩き込んでおこう!

ラ行でしか活用しないから「ラ行変格活用」というんだね!
まとめ
では今日のまとめだよ。

各活用の詳しい解説は以下の記事でまとめているので是非見てみてね!